自覚
14日の試合に備えて選手クラスの数名が出稽古に行き、幼年・小学生選手クラスの生徒は特練に打ち込んでいました。
年中の仕上がりはかなりいいようです。
そんな中、小学生クラスの稽古で許し難い事がありました。
休憩中に小学生クラスの約束組手を見学していた時の事です。帯の色も上の生徒数名が、2学年も下の相手に強い突きや蹴りを出し始めたのです。
直ぐさま中断させて厳重注意をしました。
「そんなにガチンコでやりたいのならば選手クラスとやれ!相手との力関係や年齢の違い、体格の違いを考えろ。」
かなり強い口調で叱りました。
選手クラスでは色帯同士が強くなる為に同意の元できついスパーリングを行っていますが下のクラスでは話が違います。
自分の力を試したいのならば強い相手に挑む事です。
いつまでも強いものから逃げて、格下の相手に力を誇示するのでは何の為の空手かわかりません。
自分が辛い稽古で痛い思いをしてきた分、後輩に気配りをしなくては人生の白帯です。
なぜ空手を習いたいのか?
本当に強くなりたいのか?
勝てる相手としか闘いたくないのか?
もう一度考えてみましょう。